【読んでみた】シャーロック・ホームズ対伊藤博文(ネタバレあり)

ついにでました。

シャーロック・ホームズ伊藤博文

これを本屋で見つけた時、飛びつきましたとも。

待望の(待ってはなかったけどw)日本人とのコラボだよ!?

(調べてみると、夏目漱石とのコラボ作品もありこれが初めてではないようですが。。)

実際にあった大津事件との謎に絡み合ったストーリー仕立てで

我らのシャーロックが大活躍です。

おすすめするポイントを三つあげます

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空白の3年間の謎

原作をご存知の方はお分かりかと思いますが、

シャーロック一度死ぬんです。

宿敵モリアーティを死に追いやり、シャーロックも死ぬことになったんですね。

実際は生きていたわけなのですが。

モリアーティの残党の活動再開を憂慮し、しばらく死ぬことにしていたわけです。

みんなが(ワトソンさえも)シャーロックが死んだと信じた3年後にふらっと現れるのですが、

この本では、その3年間日本にいたという設定です。

シャーロックの本筋にも触れているところがくすぐりポイントです。

 

幼き日のシャーロック登場

まだ10歳の頃にイギリスで出会った「伊藤博文」にかくまってもらうんです。

ここ、シャーロックのセンチメンタルさが垣間見える

ファン大サービス箇所です。

伊藤博文は若い頃イギリスへ密かに留学をしていました。

訳あって幼いシャーロックの命の恩人になるのですね。

 

10歳のシャーロックに出会えて(本の中でね)

ファンとしては興奮ポイントです。

 

日本を近代国家へ導く「大津事件」をもとにしている

シャーロックのことなので、ロシアとの外交問題に発展しかけたあの大津事件に関与しちゃうのです。

大津事件とは、ロシアの皇太子であるニコライ3世の訪日中に、警備に当たっていた津田がニコライ3世に切りかかった暗殺未遂事件です。

外国人は出てけー!の攘夷思想がまだ残ってたんですね。

これは実際1891年に起こった出来事で、憲法ができて間もない日本で司法独立を果たした法治国家として大きな一歩となる事件でした。

それもそのはず。

つい最近まで、侍の国だったわけですから。

ロシア側はもちろん津田の死刑を要求していたわけですが、

当時の司法省刑事局長は、旧刑法116条は日本の皇族に対して適用され、外国の皇族とあれども律上は民間人と全く同じ扱いであるとし、

怪我をさせただけでは死刑を宣告することはできないと無期懲役となりました。

当時の司法省かっこいい!!

一時はロシアが報復に攻めてくるとも囁かれましたが、

日本の司法は独立を果たし、ロシアと戦争には至らずめでたしめでたしでした。

しかし、これで終わりではなかったのです。

ちょうど頭を悩ませていた伊藤博文の元へシャーロックが登場し、謎を解いていきます。

実在した歴史人物が登場しますから、シャーロックをより現実へと近づかせてます。

 

ファンを裏切らないシャーロック像

私はドラマ「SHERLOCK」でどハマりしたので、正統派ではありませんが、

天才であるがエモーショナルな一面があり、大の兄弟コンプレックスの

女心くすぐられるシャーロックそのままでした。

ドラマは字幕で見ていたので、

日本語を喋るシャーロックには少々違和感を覚え

「私の知るシャーロックじゃない!」(誰やねんw

と少し斜め上から読み始めてたのですが、

読み進めるとやっぱり「シャーロック」でした。

本は読んでいないので分かりませんが、

ドラマを見ていたカンバーバッチこそがシャーロックでしょ、

という方もきっとご満悦いただけるかと。

 

SHERLOCK」のドラマシーズンが全て終わってしまい、

しばらくシャーロックロスに陥ってましたが、

これで慰めにはなりました(だから、誰w

原作を制覇して見たいなという思いも沸き起こり、

機会あれば(読みたい本がたまりすぎてる。。)チャレンジしたいと思います。

 

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